印刷 関連トピックスiPad 兵庫県警は新年度から遠隔地の警察署にスマートフォンを配備し、変死した遺体の画像を検視官に向けて送信して事件性の有無を調べる取り組みを始める。 兵庫県警が昨年確認した7193の遺体のうち検視官が現場に出向いたのは1676遺体と約23%にとどまり、全国平均の約37%を大きく下回っている。 検視官が立ち会えないときは、これまで主に電話で状況を伝えていた。このため、新年度予算でスマートフォン5台と端末2台を購入し、日本海側の遠隔地の署に配備する予定だ。現場の署員が遺体を撮影して県警本部のサーバーに送信し、検視官が「iPad(アイパッド)」のようなタブレット型端末で確認できるようにする。 捜査1課の担当者は「犯罪を見逃さないための仕組みだ」と話している。 関連リンク警察が調べた遺体、過去最多の17万人 孤独死など背景(2/2)復興住宅の孤独死、00年以降最低に