“耕作放棄地” 相次ぐ企業参入 12月3日 15時20分 TPP=環太平洋パートナーシップ協定の大筋合意で、日本の農業の真価が問われ始めている今、企業による「農業ビジネス」に注目が集まっています。去年、農業分野の国家戦略特区に指定された兵庫県養父市。高齢化と過疎化で増加する「耕作放棄地」をビジネスにつなげる動きが本格化しています。静かな山里で活発になっている企業参入の最前線から、神戸放送局豊岡支局の田口めぐみ記者が報告します。 今、大企業が熱視線 オリックス、イオン、三井物産、クボタ・・・ずらりと並ぶ大企業。この1年余りの間に兵庫県養父市で農業への参入を表明した企業の一例です。安倍政権の成長戦略の柱の1つとして、去年、農業分野の特区に指定された養父市。農地の取引の規制が緩和され企業が農地を取得しやすくなりました。 各社は、これをきっかけに養父市に相次いで事務所を設け、さまざまなビジネスを