学生の時に奨学金を利用した30代前半までの若い人のうちおよそ4割が、返済が「苦しい」と感じていることが労働組合などで作る団体の調査で分かりました。 その結果、奨学金の返済について「かなり苦しい」と答えた人は11.3%、「少し苦しい」は27.7%で、合わせて39%の人が、返済が「苦しい」と感じていました。 また、生活へのマイナスの影響があるか個別に尋ねたところ、「結婚」への影響が31.6%、「持ち家の取得」が27.1%、「仕事や就職先の選択」が25.2%などとなっています。 労働者福祉中央協議会の北村祐司事務局次長は、「教育への予算を増やして大学の授業料などを下げるとともに、無利子の奨学金や返済の必要がない給付型の奨学金を増やす必要がある」と話しています。