彼は同時に「10000時間の法則」を提唱し、どんな分野であっても成功する人は10000時間の練習をこなしているとも記している。1日8時間、年間240日働くと仮定すると、1年で1920時間、6年で10000時間に到達する。8時間ずっと集中しているわけでないことを差し引いても、この法則に基づけば、10年も働けば相当なスキルが身についているはずなのだ。あなたが気がついていないだけで、実は労働市場で評価されるだけの技術をすでに持っている可能性は高い。10年に満たなくとも、5年程度働くだけでもそれなりのレベルに達しているだろう。 もちろん今の会社と同じだけの給与が保証されるとは限らない。特に大企業に勤めている場合、個人の成績に関係なく会社の業績が高額な給料に反映されることはままある。しかし、嫌な職場から解放され、新しい環境でいきいきと働けるようになれば、パフォーマンスが上がりいずれ昇給することも望め