2018年度の政府全体の科学技術予算は計約3兆8400億円で、今年度の当初予算(3兆5892億円)に比べて約2500億円増えることが29日、わかった。 各省庁が計上した予算案を内閣府がまとめた。政府が目標としている年3000億円増は達成できなかったが、大幅な増額となった。 継続事業の増額分や、新規事業など、予算の積み増しが計約600億円に上った。また、政府は18年度から、基礎研究の強化や技術革新の促進などを狙いに、各省庁が進める事業のうち、先端の科学技術を取り入れたものを、新たに科学技術の関連事業に組み入れる。国土交通省や文部科学省などの公共事業や人材育成などがこうした関連事業として認められ、約1900億円に上った。