米連邦最高裁は24日、アメリカで長年、女性の人工妊娠中絶権は合憲だとしてきた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆す判断を示した。この判決を受けて、アメリカでは女性の中絶権が合衆国憲法で保障されなくなる。 最高裁(判事9人)は、妊娠15週以降の中絶を禁止するミシシッピー州法は、「ロー対ウェイド」判決などに照らして違憲だとする同州のクリニックの訴えについて、6対3で違憲ではないと判断した。下級審では、違憲との判決が出ていた。
東京地裁で2月9日に開かれた「結婚の自由をすべての人に」裁判の東京1次訴訟(池原桃子裁判長)の口頭弁論で、「同性カップルと異性カップルは同等と見られていない」という国の主張を、原告の弁護士が強く批判した。
マレーシア・スンガイブロー警察署の前で記者団に話をするアイン・フスニザ・サイフル・ニザムさん(中央、2021年8月6日撮影)。(c)Arif Muhammad / AFP 【8月7日 AFP】マレーシアで6日、授業中にレイプを冗談の種にした教師を非難してオンラインキャンペーンを立ち上げていた女子生徒が、「治安妨害」容疑で警察の取り調べを受けた。 アイン・フスニザ・サイフル・ニザム(Ain Husniza Saiful Nizam)さん(17)は今年4月、教師が授業中に未成年者を性的虐待から守る法律があると説明し、レイプをしたい男子生徒は18歳以上の女性を狙うようにと冗談めかして話したことにショックを受けたと動画共有アプリ「ティックトック(TikTok)」で告発。動画の再生回数は190万回を超えている。 市民団体によると、マレーシアの学校では身体的なハラスメントや言葉の暴力が問題となっている
日本人の女性と結婚したあと、アメリカで性別を男性から女性に変えたアメリカ国籍の女性が、日本で住民票の記載を女性に変更することが認められないのは憲法違反だとして、国や自治体に賠償を求める訴えを起こしました。 訴えによりますと、アメリカ国籍のエリン・マクレディさんは、2000年に日本人の女性と結婚し、3人の子どもと日本で暮らしていますが、2018年にアメリカで性別を女性に変えました。 その後、すぐに東京 目黒区に住民票の性別を女性に変更するよう申請したものの、認められなかったのは憲法違反だとして、国や自治体に対して220万円の賠償を求めています。 エリン・マクレディさんは会見を開き「性別変更し、家族も職場もサポートしてくれるが、国だけが認めてくれない。日本政府は家族に関する考え方を改める必要があると思う」と訴えていました。 また、代理人の山下敏雅弁護士は「人格の根幹に関わるため、国は場当たり的
米コロラド州レークウッドの「マスターピース・ケーキショップ」でケーキ作りに励むジャック・フィリップスさん(2017年12月4日撮影)。(c)AFP PHOTO / Bruce Ellefson 【6月5日 AFP】米コロラド州の洋菓子店が同性カップルからのウエディングケーキのデザイン依頼を拒否したことをめぐる裁判で、連邦最高裁判所は4日、店側の主張を支持する判決を下した。同裁判は、信教の自由と同性愛者の権利が衝突した事例として注目されていた。 この問題では、洋菓子店マスターピース・ケーキショップ(Masterpiece Cakeshop)を経営するジャック・フィリップス(Jack Phillips)さんが、キリスト教の信仰を理由に同性カップルに対するサービスを拒否。コロラド市民権委員会(Colorado Civil Rights)は、同店が性的指向にかかわらず客へのサービスを提供しなければ
最高裁は23日、妊娠を理由にした職場での降格は、原則として男女雇用機会均等法が禁じる不利益処分にあたり違法だ、とする初めての判断を示した。例外となるのは「自由な意思に基づいて本人が同意した場合」と「業務を円滑に進めるうえで特段の支障が生じる場合」との基準も明示した。妊娠や出産による職場での嫌がらせ「マタニティー・ハラスメント」への一定の抑止力になりそうだ。 妊娠によって不当に降格させられたとして、女性が職場に慰謝料などを求めた訴訟の上告審で、第一小法廷(桜井龍子裁判長)はこの日、「女性の同意はなかった」と認定。女性の敗訴とした二審判決を破棄し、広島高裁に差し戻す判決を出した。女性が逆転勝訴する可能性が高まった。裁判官5人全員一致の意見。 判決によると、女性は2008年、理学療法士として勤めていた広島市の病院で、妊娠したために負担の軽い業務を希望したところ、新たな業務に就く際に病院側から副主
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