世界的な人気作家の村上春樹さんがドイツの文学賞の授賞式に出席し、東西冷戦の象徴だったベルリンの壁の崩壊からまもなく25年を迎えることについて触れ、「いまも人種や宗教などという壁がある。小説家にとって壁は突き破らなければならない障害だ」と語りました。 人気作家の村上春樹さんが出席したのは、ドイツ・ベルリンで行われた地元の有力紙が主催する文学賞「ウェルト文学賞」の授賞式で、日本人作家として初めて選ばれました。 授賞式はテレビカメラでの撮影が認められませんでしたが、村上さんは受賞のあいさつを英語で行い、はじめに、崩壊からまもなく25年を迎えるベルリンの壁について触れて「2回目に訪れたときは壁は完全になくなり世界は完全に変わっているように見えた。より平和な世界が広がると思った」と、当時抱いた期待を語りました。 しかし、壁が崩壊したあとも中東などで紛争が相次いでいることを挙げ、「今も人種や宗教、不寛
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