米英の西洋古典学・西洋古代史で起きている諸議論は、米国での動きの一環だと思います。現代の倫理では容認できないが、古代世界では一般的だった物事(例:奴隷制・帝国主義的研究領域それ自体)を研究・教える際にはどうするべきかという議論も続… https://t.co/QfMj06NmC3
「大昔物々交換があり、その不便さを解消すべく、商品の中から変質しにくい金属などが選ばれてマネーとなった。」 この一般人のみならず、経済学者にも堅固に信じられている「標準貨幣論」に対して、人類学などの分野からは異も出ているようです。 こうした人類学などの知見も踏まえた新しい貨幣観を見せてくれる、フェリックス・マーティンの「21世紀の貨幣論」には標準貨幣論とは全くことなるマネー観があります。 この本に出てくるヤップ島のフェイの話も私が要約すると、味わいが失われてしまいますので、第1章の一部を転載して紹介させていただきます。 ヤップ島の石貨「フェイ」 1899年、スペインはヤップ島を330万ドルでドイツに売却した。 ヤップ島のドイツ帝国への併合には、ある大きな成果があった。若く、才気にあふれ、冒険好きな一風変わったアメリカ人、ウィリアム・へンリー・ファーネス3世がヤップ島を訪れ、歴史的に見てきわ
初めに断っておきますが、僕はいわゆる「夫婦別姓」について、べつに賛成も反対もありません。僕は独身の男であり、どっちになろうが関係はないのです。 ただ…世間の議論を聞いてると、みんな何を言ってるのかわけわからん。フシギでしょうがないのです。今回はこのことを書いてみます。 ◆「日本の伝統」は同姓? 別姓? とにかくこの議論でおかしいのは、多くの人が「日本の伝統は夫婦同姓」と思い込んでいるらしいことです。そこで保守派の論客などが、「日本の歴史と伝統を守れ」「欧米流の夫婦別姓では家族が崩壊する」などとわけわからんことを叫んでいる。 何だ? 何を言ってるんだ? 藤原不比等の前妻は「蘇我」娼子で、後妻は「県犬飼/橘」三千代です。 源頼朝の妻は「北条/平」政子です。 西園寺実兼の妻は「中院」顕子です。 足利義政の妻は「日野」富子です。 細川忠興の妻は「明智」玉子です。 見ればわかるとおり、
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