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現代史とキューバに関するnagaichiのブックマーク (8)

  • チェ・ゲバラ広島行きの謎、および三好徹『ゲバラ伝』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    いま訳しているゲバラ、詳細なだけあって、とにかくおもしろいエピソード満載ではある。その一つが、1959年ゲバラの来日および広島訪問のエピソードだ。 簡単に背景を。1959年1月、世界の驚きをよそにキューバ革命が成功してハバナは制圧されてしまい、新政権が樹立した。カストロは、表向きは自分が共産主義者じゃないと言い張りつつ、軍と政権内の粛清とキューバ共産党 (=人民社会党) メンバーの浸透を着々と進める。 そんな中、カストロは今後のアメリカとの関係悪化を予想し、アメリカ以外への輸出市場拡大および外交関係の強化を狙って、特にバンドン会議の「非同盟国」(米ソどちらにも肩入れしない国々、エジプトやインド、セイロン、インドネシアなど) および新興工業国 (当時の日は、いまのような「先進国」などではなく、あくまで妙にがんばってる後進国もどきだった) である日やユーゴに使節団を送りだし、その親玉にチ

    チェ・ゲバラ広島行きの謎、および三好徹『ゲバラ伝』 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ラフィ『カストロ』:ほぼ唯一のまともな意味での伝記。視点も批判的だが明確で最新。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary ラフィ『カストロ』(原書房、2017) は、2021年時点で日で出ている最新のカストロ伝。他の伝記が公式プロパガンダの羅列にとどまるのに対し、カストロに対するきわめて批判的な視点を元に、一般人がカストロの生涯を見て疑問に思う、革命への参入動機、少人数なのになぜ勝利できたのか、その後もなぜ権力が続いたか、ソ連の工作の影響などについて、明解な視点と説得力ある記述を行っている。 米ソ関係とその中のキューバ の位置づけ、という視点しかない他の伝記に比べ、南米におけるコミンテルンのオルグ活動、兄弟の戦略的な役割分担、政権を取ってからの壮絶な粛清と政敵弾圧の記述は圧巻。また文化的弾圧、人間関係、政策評価など他の伝記で無視されている内容にも、詳細な分析が行われる。 批判的なその論旨に賛成だろうと反対だろうと、議論の基盤として使える情報と論理があり、読者が自分の立ち位

    ラフィ『カストロ』:ほぼ唯一のまともな意味での伝記。視点も批判的だが明確で最新。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 「きみたち日本人は腹が立たないのか」チェ・ゲバラは、広島の原爆資料館で憤った。(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース

    キューバ革命の伝説的英雄として知られる、エルネスト・チェ・ゲバラ。31歳のときに広島を訪問した。革命のわずか半年後、1959年7月25日のことだった。(ハフポスト日版・安藤健二) 【ゲバラ画像集】 国立銀行総裁として、通商代表団を率いての来日。当初のスケジュールでは、広島訪問の予定はなかった。 しかし、8月6日の原爆投下の日を前に、「他の日程をすべて犠牲にしても、原爆慰霊碑に献花したい」というゲバラらの強い願いから予定は変更。フェルナンデス大尉と駐日キューバ大使の2人だけが随行して、大阪から急きょ広島に向かった。交通機関は、夜行列車で行ったという説と、飛行機を利用したという2説がありはっきりしていない。 県庁職員、ゲバラの問いかけに「ぎくっとした」ゲバラらが原爆慰霊碑に献花する姿を、中国新聞のカメラマンが撮影している。花を手向けるフェルナンデス大尉の後ろで、戦闘服姿のゲバラはうつむき加減

    「きみたち日本人は腹が立たないのか」チェ・ゲバラは、広島の原爆資料館で憤った。(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース
    nagaichi
    nagaichi 2020/08/07
    広島の原爆死没者慰霊碑のことばは「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」。ゲバラのことばには、日本が仕掛けた戦争であって、日本軍も錦州や重慶で都市無差別爆撃したという文脈が抜けている。
  • D. James "Che Guevara: A Biography": 最初期で最も明解な視点を持つ伝記 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary D. James "Che Guevara: A Biography" は、1969年、ゲバラの死の直後に出た伝記。書の最大の特徴は、明確な視点と答えるべき疑問を持ち、それをきちんとときほぐしていること。ゲバラの無謀なボリビア作戦の謎を中心に、ゲバラにまつわる疑問を著者は解き明かそうとする。 ゲバラに対する評価は低い。理論は付け焼き刃で頭でっかち。それを愚直にやる以外のことができない。軍事的にも特に独創性はなく、他人のお膳立てに乗っかるだけ。それを自分の実力とかんちがいし、その思い上がりをかかえて出かけたボリビアで、自分の愚かさに殺される形で死んだ。それはロシアのインテリテロリストにもにたニヒリズムだった。 はっきりした視点を持つことで、ときに些末なディテールの集積に陥るアンダーソン版の伝記に比べ、非常に見通しがよい。その論旨に賛成だろうと反対だろうと

    D. James "Che Guevara: A Biography": 最初期で最も明解な視点を持つ伝記 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 没後50年、21世紀中南米におけるチェ・ゲバラ/森口舞 - SYNODOS

    今年で、チェ・ゲバラことエルネスト・ゲバラの没後50年である。今なお、ゲバラに関する新しい書籍が出版され、ベレー帽をかぶった有名な彼の顔がプリントされたTシャツやステッカーが世界中で売られ、また先ごろは、ゲバラと、彼と共に革命に殉じた一人の日系人青年をテーマとした映画が日とキューバ合作で製作されてもいる。多くの人々にとってゲバラは、今なお色褪せることのない英雄であるようだ。改めて、39歳の若さでこの世を去ったチェ・ゲバラの人生を振り返り、現在の中南米における彼の存在をみてみたい。 筆者撮影 まずは、ゲバラの人生をたどり、彼が何者であるのかを概観しよう。ここでは詳細に述べる余裕はないが、日語で読める伝記も充実しているため、末尾の文献リストをご参照いただきたい。 キューバ革命のゲリラ指導者というイメージが最も強いであろうチェ・ゲバラだが、キューバ生まれでもキューバ人の子でもない。1928年

    没後50年、21世紀中南米におけるチェ・ゲバラ/森口舞 - SYNODOS
  • 反資本主義のゲバラの肖像、世界で商業利用 没後半世紀:朝日新聞デジタル

    キューバ革命の立役者、チェ・ゲバラが殺されて半世紀。その人生政治哲学は知らなくとも、有名な肖像を見たことがある人は多いはず。資主義を批判した革命家の顔は皮肉にも、今では世界中で商業的に使われているのだ。 千葉市でTシャツなどを作る田剛さん(70)の工房には、赤や青など10色のゲバラTシャツが並ぶ。どれにも、ベレー帽をかぶり、少し上を向いたゲバラの写真が使われている。「ゲバラって、格好が良いんだよね」と田さんもお気に入りだ。 肖像をあしらったTシャツを作り始めて、25年以上がたつ。今年は、ゲバラも生前に訪れた広島の平和記念公園でも販売し、年間で400枚近くを売った。購入者の年代は幅広く、女子高校生が「ファッションとして」買うこともある。「この人、誰?」と聞かれると「キューバで革命をした人だよ」と説明する。 世界を見渡しても、ゲバラの同じ写真を使った商品はあふれている。衣料品だけでなく

    反資本主義のゲバラの肖像、世界で商業利用 没後半世紀:朝日新聞デジタル
    nagaichi
    nagaichi 2017/11/04
    革命とも実像とも離れて、カウンターカルチャーのアイコンに。さらにはなんとなく格好いい絵柄として消費されると。
  • 【特集】チェ・ゲバラ没後50年

    【10月8日 AFPBB News】キューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ(Ernesto Che Guevara)が、1967年にボリビアで米中央情報局(CIA)の訓練を受けた軍に処刑され、世界に衝撃が走ってから9日で半世紀を迎える。キューバやボリビアでは来週、没後50年の式典が予定されている。(c)AFPBB News

    【特集】チェ・ゲバラ没後50年
  • キューバ フィデル・カストロ前国家評議会議長が死去 | NHKニュース

    ロイター通信など複数の欧米メディアは、キューバの国営テレビが1950年代にキューバ革命を主導し、反米の社会主義政権を半世紀にわたって率いたキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が亡くなったと伝えていると報じました。

    nagaichi
    nagaichi 2016/11/26
    ついにフィデルも逝ってしまったか。
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