独立から10年を迎える東ティモールで大統領選挙の決選投票が行われ、独立闘争ゲリラの元リーダーのルアク候補の当選が決まりました。 東ティモール大統領選挙の決選投票は、先月行われた1回目の投票で、1位となった最大政党フレティリンの党首ルオロ候補と2位となった独立闘争ゲリラのリーダーのルアク候補の争いとなり、16日、投票が行われました。 開票は、日本時間17日午前11時すぎまでにすべて終わり、東ティモールの選挙管理事務局によりますと、ルアク候補がおよそ61%の票を獲得し、およそ39%だったルオロ候補を破って当選を決めました。 独立からことしで10年を迎える東ティモールは、国づくりを支援してきた国連の平和維持部隊のほとんどがことし末に撤収する予定ですが、産業の育成は進んでおらず、貧困層の割合が4割に上るなど人々の暮らしは厳しいままです。 ルアク氏は55歳。外国の援助に頼らず、治安の維持や国民の生活