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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/hasidream (2)

  • 何かを失った人間は何かを得るかもしれないが、何かを得た人間は何かを失う。 - アセティック・シルバー

    感想, 読書, 漫画 積ん読状態だった山岸涼子の『牧神の午後』を読みました。  やっぱ山岸涼子すげええええええ。 恥ずかしながら『舞姫』とこれしか山岸涼子作品は読んだことがないのですが、どちらもすばらしい作品だとおもいます。というかすごすぎる。 山岸涼子作品を読んで、この人に通底する思想ってなんなのかということを考えると、何かをうしなった人間は何かを得ているかもしれないが、何かを得た人間はその代償として何かを失っているのだ、ということ。  『牧神の午後』の主人公は、ニジンスキーという男。 バレエダンサーとしてすさまじい才能をもっており、そのころロシアを興奮させた、実在の人物。身体能力もさることながら、まるで当に憑依しているかのように舞い踊り、誰にもマネできないような独創性があったという。デビューからまもないのに世界中のバレエファンが彼の虜になったというから驚きである。さらにはバレエ振り付

  • 自分を救うのは自分しかいない ――十二国記 - アセティック・シルバー

    書評, 小説, 読書, ラノベ, 感想, 考察 このシリーズ、『図南の翼』辺りが最も評価が高いようだが、ぼくは『風の万里 黎明の空』を好む。 この小説を読むと、いつも、成長とは何かと考え込んでしまう。この作品の三人の主人公は、物語のなかでそれぞれに成長していくのだが、その過程があまりに都合よく思えるのである。 ひとは、それほど早急に変われるものだろうか。変わらなければならないものだろうか。『風の万里 黎明の空』はぼくにそんなことを考えさせる。 いずれにしろ、〈十二国記〉はやはり傑作である。必ずしもぼくの趣味ではないけれども、日のファンタジィを代表する名作といっても、そう過言ではないだろう。(〈十二国記〉再読。 - Something Orange) あ、これ、すごくよくわかります。 実はぼくも『風の万里 黎明の空』を読んだときに、同様のことを考えた。祥瓊や鈴の成長ぶりは素晴らしく、目を張

    nagaichi
    nagaichi 2009/01/04
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