○はじめに とんでもないサイコレズ映画でした。 ○感想 2011年4月、紆余曲折を経て放送されたTVシリーズの最終回は絶賛をもって視聴者に迎えられた。スタッフの技術の結晶である最終回の出来、そしてそれに対する絶賛の空気の中、結末に対する“ツッコミどころ”は殆ど黙殺された。 黙殺。その言い方は正確ではないかもしれない。自分が感じた印象を率直に語るならば―― 「賛」の側に居る大勢はその“ツッコミどころ”を意識の外に追いやり、 「否」の側に居る少数は過去の虚淵作品との比較等の分析を行いつつ批判しながらも、多勢に無勢、いつしか消えていった。 自分はどちらかと言えば前者に含まれる。“ツッコミどころ”にもやもやしつつも、絶賛せざるを得なかった。だからこれは言い訳になるが、「意識の外に追いやり」などと「思考停止認定」のようなことを書いたのは、自戒の意味が大きい。 そしてこれもまた言い訳じみているが、後者