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ブックマーク / www.page.sannet.ne.jp (2)

  • 高速増殖実験炉「常陽」の事故とその重大性 - 0901joyojiko.pdf

    高速増殖実験炉「常陽」の事故とその重大性 小林圭二(元京都大学原子炉実験所講師) 昨年(2008 年)の原子力学会年会、14 の分科会に分かれた広範かつ膨大なプログラム の中に、「ナトリウム冷却型高速炉の原子炉容器内観察・補修技術の開発」という地味な タイトルが含まれていた。特に注意はしていなかったが、直前に送られてきた予稿集を読 んで、「おや、これは何だろう」と思う記述があった。「計測線付実験装置と回転プラグと の干渉」という短い記述である。胸騒ぎを覚えて当日の口頭発表を聞きに行き、そこで高 速増殖実験炉「常陽」で事故があったことを初めて知ったのである。 常陽は茨城県大洗町にある熱出力 14 万キロワットの実験炉で、発電設備は備えてない。 現在はもっぱら将来の高速増殖炉用燃料や材料の開発のための照射試験用原子炉として使 われている。 「常陽」の炉心は、「もんじゅ」と同じような六角形の燃

    nagaichi
    nagaichi 2011/05/27
  • 受難

    「源氏物語」は桐壷帝から今上帝まで、四代の天皇にわたる七十年あまりの物語でもある。物語内の天皇は恋に身を焦がし、管弦の宴や絵合わせに興じる(王朝のみやび)の中心的存在として描かれている。ところがそんな「源氏物語」が、明治以降、天皇を主権者とする大日帝国憲法の下で「不敬の文学」として幾度か非難にさらされ、弾圧の対象にすらなっていた。「源氏物語」の何が、それほど危険視されたのか。 1933年(昭和八年)十一月、劇団「新劇場」による東京・新歌舞伎座での「源氏物語」公演が、開幕の四日前に、警視庁保安部から突然中止を命じられた。この公演は、源氏や義理の兄の頭中将らが理想の女性像を語り合う第二巻「帚木」から、謀反の疑いを着せられた光源氏が、都を離れて謹慎する第十二巻「須磨」までを、六幕十七場に戯曲化したものだ。光源氏を演じるのは坂東蓑助だった。 十一月二十二日付の読売新聞朝刊は、「期待の”源氏物語”

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