JASRAC=日本音楽著作権協会は、音楽教室からの著作権使用料の徴収が文化庁長官の裁定で認められたことを受けて、来月から楽器メーカーなどが運営する音楽教室を対象に徴収を始めることになりました。 これを受けて、JASRACは8日、記者会見で今後の方針を説明し、来月1日以降の楽曲の使用分から、徴収を始めることを明らかにしました。当分の間は楽器メーカーや楽器店が運営する全国の7300余りの教室を対象とし、事業者に対して契約の手続きを進めていくということです。 また、個人運営の教室についても、生徒を常に募集しているかなどの条件を設けたうえで、将来的には徴収の対象とすることを考えているということです。 その一方で、音楽教室側がJASRACには使用料を請求する権利がないことを確認する訴えを起こしていることを踏まえ、徴収を拒否する事業者に対しては、判決が確定するまでは督促を行わないとしています。 JAS