字体(じたい)とは、図形を一定の文字体系の一字と視覚的に認識する概念、即ち文字の骨格となる「抽象的な」概念のことである。 なお文字コードの策定に当たっては、文字表記体系上において必要な句読点や括弧類、スペースなど意味や音を持たない図形記号の抽象化を含めたグリフ (glyph) という概念も用いられる。 概要[編集] 文字は、言語と直接結び付いて意味を表すものであり、その結び付いた意味によって字種に分類される。そして異なる字種は、原則としてそれぞれ異なる字体を有する。例として図1は「かたな」という意味を持つ字(刀)であり、図2は「やいば」という意味を持つ字(刃)である。このとき図2は図1と比較して一画多い、異なる字体を有している。 しかし、異なる字種が同一の字体を有する場合も稀にある。次項で例を示すが、これらは「同形異字」と呼ばれ、視覚的にはまったく区別することができない。さらに、ひとつの字
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