プロ野球の熊崎勝彦コミッショナーは27日、野球賭博関与による1年間の失格処分を満了した高木京介・元巨人投手(27)から提出されていた復帰申請書を受理し、復帰を認めた。これを受けて巨人は、高木京と育成契約を結んだと発表した。熊崎コミッショナーは「精査した結果、復帰は正当であると判断した」と説明した。 高木京は今月21日に処分期間が満了。巨人は23日に、高木京の復帰申請書に球団の意見書を添えて熊崎コミッショナーに出した。日本野球機構(NPB)の調査委員会(委員長・大鶴基成弁護士)が高木京のヒアリングなどを実施。高木京が処分期間中に公営ギャンブルを含めた賭け事に一切手を出さず、真摯(しんし)に反省していたとして、球界復帰を正当とする報告書を27日に熊崎コミッショナーへ提出した。 高木京は2014年に同僚の元選手を介して飲食店経営男性らとプロ野球の8、9試合で賭けを行い、野球賭博関与を禁じた野球協