携帯販売不振は、本当に「官製不況」なのか? 2008年8月19日 IT トラックバック (0) (これまでの 木暮祐一の「ケータイ開国論」はこちら) すでに先々週の話題だが、フジサンケイビジネスアイが8月7日に掲載した記事が業界内で尾を引いているようだ。 “官製不況”で携帯販売激減 4番目の「K」業界悲鳴 とくに役所を持ち上げる気はないが、この記事でさらりと流せるほどケータイ業界の事情は簡単ではない。ケータイ端末販売が落ち込んでいるのは事実だが、1994年のお買い上げ制度導入以降ケータイは大衆商品化し、わずか10年足らずで1人1台に迫る勢いで普及を遂げてきた。この10数年は、いわば右肩上がりで成長を遂げてきた業界であることは間違いない。 しかしながら、すでに小中学生さえケータイを所持するほどに普及した現在、もはや新規加入者が頭打ち状態となっているのは誰の目からみてもわかること。急成長期のケ