政府は、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年までに、全国の観光地や避難所など約3万か所に公衆無線LAN「Wi―Fi」を設置する方針を固めた。 外国語による情報提供の基盤を整備することで、外国人観光客を呼び込み、地域活性化につなげる狙いがある。 最近は、外国人観光客が自分の感想をインターネット上で発信し、それを見た人が同じ観光地を訪れるような個人旅行が広まっている。無料Wi―Fiの整備で、日本を訪れる外国人観光客が年146万人、消費額は年間で2102億円増えると見込んでいる。 無料Wi―Fi整備の対象とするのは、国立・国定公園や名勝、博物館など。現状では整備率が10~25%程度しかない。施設内の観光案内所に設置し、観光客がスマートフォンやタブレット端末を通して、複数の外国語による観光案内や交通・宿泊情報などを閲覧できるようにする。
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