HTML5では、オフラインで動くWebアプリケーションを作成するための機能がいろいろと追加されています。WebストレージやIndexed Databaseのようにローカル環境にデータを保管する機能や、File APIのようにローカル環境でのファイル利用に関する機能などですね。しかし、こうしたものを使っても、まだ解消できない問題があります。それは「表示するHTML自身は、やっぱりサーバーにアクセスして取ってこないといけない」ということです。 この問題を解消すべく用意されることになったのが「アプリケーションキャッシュ」機能です。これは、HTMLやイメージファイルなど、Webで使われる各種のファイル類をローカル環境にキャッシュし、以後はそのサイトにアクセスするときはキャッシュされた内容をロードして表示するようにしてしまう機能です。これを利用すれば、最初の1度だけWebサーバーにアクセスすれば、以