2017年クリスマス。 神奈川県相模原市藤野にある、「廃材エコヴィレッジゆるゆる」を訪れた。 古い倉庫をリノベーションして、一見すると要塞のように見える迫力の建築群。 内部には、長さや質感がバラバラの板が貼られた壁に、中世ヨーロッパの豪奢な椅子や、日本的な木彫りの龍が飾られた異世界の空間。 高機能コンポストトイレ、ソーラー発電、屋上緑化、無農薬農園など、環境に優しい循環型のシステムも取り入れている。 浪漫が詰まった一泊二日の様子を書いてみた。 芸術とエコの街・藤野 訪れた「藤野」とは一体どういう町なのか。 調べてみると「芸術」「シュタイナー教育」「パーマカルチャー」というキーワードが出てきた。 30年前にアーティストを誘致していた歴史があり、芸術の町として広がった。 その後1996年にパーマカルチャーセンターが設立。2004年にシュタイナー学園が移転すると、地球環境に配慮した人々や、教育熱