ポリグラフ装置。指先などにセンサーをつける=警視庁科学捜査研究所、2007年3月撮影 【編集委員・緒方健二】犯罪を起こしそうな人を採用しなければ不祥事を少しでも減らせる――。そう考えた警察庁が、警察官の採用試験にポリグラフ(うそ発見器)検査を導入することを検討している。以前に盗撮やわいせつ行為などをした人が試験を突破して警察官になり、同じ過ちを繰り返す例が目立つためだ。 ■人権巡り慎重論も 捜査機関の職員採用時にポリグラフを使うのは「米国など海外では珍しくない」(警察庁幹部)という。ただ、事件捜査で容疑者に使う検査の導入には、警察内部にも「受験を避けられ人材確保にマイナスになる」と反対がある。人権上の問題から慎重にすべきだとの指摘も予想される。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹