道東の羅臼町の海岸で地面が10メートルほど盛り上がっているのを近くの住民が見つけたことを受け、25日、道や町の担当者などが現地調査を行ったところ、現場周辺で、がけ崩れなどの大規模な土砂災害が起きていることがわかりました。 24日、羅臼町幌萌町の海岸で、幅300メートル、高さ10メートルほどにわたって海岸線が盛り上がっているのを近くの住民が見つけました。 これを受けて、一夜明けた25日、午前8時ごろから道や町の担当者などが調査のため現地を訪れ現場の状況を確認しました。 その結果、現場周辺では海岸線沿いの崖が崩れていて、さらに、陸側150メートルほどのところにある町道の付近から亀裂が入り、道路を含めて地面全体が下に沈んでいて、大規模な土砂災害が起きていることがわかりました。 現場周辺には住宅はなく、けが人や建物への被害はありませんが、町では、引き続き土砂災害の危険があるとして周辺を立ち入り禁止