シネマコンプレックス(複合映画館)最大手のTOHOシネマズがこのほど発表した映画の新料金テスト導入に関して27日、映画製作配給大手4社の社長が都内で開催された日本映画製作者連盟(映連)の記者会見の中でそれぞれの意見を述べた。中でもグループ企業の東宝・高井英幸社長は、「あくまでも全国6店舗でのテスト導入。すべての劇場で1800円から1500円に値下げが決まったように思われているとしたら、残念ながらそうではありません。お客様の反応を検証して、今後(2012年春以降)のことを決めたい」と、今回の試みに理解を求めた。 現行の映画料金では、一般が1800円、大学・高校生が1500円、小中学生は1000円に設定されている。4月以降、TOHOシネマズがテスト導入する新料金体系は、18歳以上は1500円、3歳以上18歳未満は1000円。一方で、レディースデイやシネマイレージ(6回観たら1回招待)などの割引