シリア北部マーラトヌマン(Maaret al-Numan)市内にあるモスク付近で上る煙(2012年10月15日撮影)。(c)AFP//HO/SHAAM NEWS NETWORK 【10月16日 AFP】柱の陰に隠れていたムラド・ハクラ(Murad Hakura)さん(32)は、射殺された仲間2人の血が自分にしたたり落ちているのを感じた──それはシリア政府軍による被収容者の「虐殺」、少なくともそうハクラさんが呼ぶ出来事の最中のことだった。 反体制派の進軍が目前に迫るシリア北部マーラトヌマン(Maaret al-Numan)で8日、撤退の準備を進める政府軍の情報機関員らが被拘束者らに向けて発砲し、60人以上を殺害したとハクラさんは語った。 ■捕らわれたハクラさん ハクラさんは、首都ダマスカス(Damascus)で店を経営しており、家族はマーラトヌマンで暮らしていた。6月21日、ダマスカスとマー
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