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ブックマーク / horikawad.hatenadiary.com (8)

  • 個人はマイメディアをもとう - クマムシ博士のむしブロ

    ハフポの編集長はじめご担当者から、連絡とお詫びをいただいた。 メールでは「過去に転載した記事を順次削除する」とおっしゃってくれた。 また、「記事毎に確認を取る約束を両者でしていたのに、その周知が担当者間に不徹底だったために迷惑をかけた」とも書かれていた。 以前メールで削除要請をしたとき、ハフポからのお返事メールには「一度公開した記事については削除をしないのでご理解ください」としか書かれていなかった。このときは、こちらからの転載記事の削除要請には、まったく取り合ってくれなかった。今回は、対応が180度かわった。 でも、そんない違いは、もうどうでもいい。 晴れて、ハフポに掲載された記事はすべて非公開となった。このブログで削除のお願いをしてから丸一日足らずでの迅速な対応をしていただいたことに、感謝したい。 今回の社会実験でわかったことは、個人はマイメディアをもったほうが良いということ。 個人が

    個人はマイメディアをもとう - クマムシ博士のむしブロ
  • わけ - クマムシ博士のむしブロ

    ※追記:お願いを聞いてもらえました。 お願いのわけ。 1. 自分のブログの記事からハフポに寄稿しても良いものをハフポ担当者に送って掲載してもらう、という双方の約束を取り交わす。 ↓ ↓ 2.いつの間にか、自分のブログに投稿した記事が、断りなくハフポに転載されるようになる。 ↓ ↓ 3.こちらが転載を許可していないハフポの記事の削除を求めたら、ハフポ側から「それはできん」、私「アーレー」。 ↓ ↓ 4.なんかハフポの規約がヤバいことに気づく。 コンテンツをサイトに投稿することで、お客様は当社(中略)において当該コンテンツを発表し、また改変、修正または保存する権利、ならびにサイトのプロモーションおよびマーケティング目的で当該コンテンツを配布および利用する権利を与えることになります(中略)お客様は、お客様による利用規約違反または表明・保証違反の結果、当社が被る損害について責任を負います ハ

    わけ - クマムシ博士のむしブロ
  • 日本のアカデミアの将来はきっと明るい - クマムシ博士のむしブロ

    博士は就職するのが大変だ、という話はアカデミアの外にいる人も良く耳にするほど、博士号取得者の就職難は常識として認知されるようになってきました。これは、政府による大学院重点化によって大量の博士が生み出され、大学や研究機関の限られた専任ポストに就くのが以前と比べてより一層難しくなったためです。需要に対して供給が超過剰状態になっているのです。 専任のポストに就くのがどれだけ大変なのかは、下の記事に詳しく書かれています。この記事は文系向けに書かれていますが、理系にもほぼそのまま当てはまる内容です。 文系の研究者になりたい人達に知っておいてほしいこと: bluelines 専任ポストに就かない(就けない)博士の多くは、1~5年間くらいの任期付ポスドクや非常勤講師などをしています。中には、研究生、いわゆるオーバードクターとして研究室にお金を払って籍を置く博士もいます。研究生の多くは、アルバイトなどをし

    日本のアカデミアの将来はきっと明るい - クマムシ博士のむしブロ
  • STAP細胞のルーツは芽胞様幹細胞(スポアライクステムセル)だった

    小保方晴子氏が沈黙を破って執筆した『あの日』を読みました。公式の調査結果などと異なり、若山照彦教授が不正を行った張人であるかのように書かれていました。このあたりの小保方氏の主張の正当性についてはあえて論じませんが、個人的に印象的だったのが、STAP細胞研究のルーツがやはり芽胞様幹細胞(文中ではスポアライクステムセルと表記)の概念だったということです。 論文を読んだ私の結論は、当にバカンティ先生の仮説通りにスポアライクステムセルが全身の組織に存在し、幹細胞として全組織の修復や維持のために機能しているなら、「現在、存在が確認されている成体幹細胞をスポアライクステムセルから生み出すことができるのではないか」ということと、「スポアライクステムセルは各組織に特異的な細胞になる前の幼弱な性質を保持しているのではないか」ということだった。 小保方晴子著『あの日』 ここでは、この芽胞様幹細胞について

    STAP細胞のルーツは芽胞様幹細胞(スポアライクステムセル)だった
  • クラウドファンディングによる研究費獲得を成功させる方法 - クマムシ博士のむしブロ

    前回の記事で紹介した研究活動支援型クラウドファンディングサイト「academist」の第一弾プロジェクト「深海生物テヅルモヅルの分類学的研究」が、残り日数40日以上を残してめでたく目標金額に達成した。自分には関係のないことなのだが素直に嬉しいし、ほっとした。研究プロジェクトの内容自体が面白かったことももちろんだが、academistがオープンしたばかりだったためにネットメディアに取上げられたことも、成功の大きな要因だろう。いずれにしても、この成功は研究活動支援型クラウドファンディングシステム確立のための大きな一歩となったのは、間違いない。 ただし、今後はいかにネット上で影響力をもつインフルエンサーに取上げてもらうように研究プロジェクトをアピールするかが、クラウドファンディングによる研究資金集めの重要なポイントになるはずだ。そして、より確実に成功させるには、研究プロジェクトを提案する研究者自

    クラウドファンディングによる研究費獲得を成功させる方法 - クマムシ博士のむしブロ
    nakagawanatuko
    nakagawanatuko 2014/04/24
    くまむしさんぬいぐるみ欲しくなった。
  • アカデミアを卒業します - クマムシ博士のむしブロ

    この4月をもって、パリ第5大学および仏医学衛生研究所との契約が終了します。これにてアカデミアでのキャリアを卒業し、晴れてフリーの研究者になります。ここでのフリーというのは精神的なフリーという意味で、厳密には法人に所属する民間の研究者という立場になります。 クマムシの研究を始めたのが学部4年生。そこから紆余曲折はあったものの、13年間にわたってアカデミアの世界で生きてきました。日アメリカ、フランスと転々としてきましたが、数えきれないほどの素晴らしい研究者の方々にお世話になりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。 大きな組織やシステムにコントロールされることは自分の性に合わないと、つくづく感じてきました。アカデミアでポジションを得るにしても公募というシステムに依存しなければならなかったり、仮にポジションを得たとしても大学や研究所の中で様々な縛りがあることを考えると、自分の進む道はアカ

    アカデミアを卒業します - クマムシ博士のむしブロ
  • 再現性の無い研究論文を減らすにはどうすべきか - クマムシ博士のむしブロ

    自然科学、とりわけ医学生物学系の多くの論文で再現性の無いことが問題になっている。製薬会社が行った追試では、実験結果が再現できなかった論文は70〜90%にまでのぼっているらしい。 NIH mulls rules for validating key results: NATURE | NEWS この問題を解消するため、アメリカ国立衛生研究所(NIH)は、それぞれの研究結果について、独立機関によるデータ検証を義務づけることを検討しているようだ。だが、このやり方では追試による莫大なコストが発生すること、そして研究発表サイクルが長くなってしまう問題点もある。よって、この施策がすぐに採用されるとは考えにくい。 再現性の無い論文が多く生産される背景には、同じ分野における研究グループどうしの激しい競争がある。新規発見のプライオリティが認められるためには、最初に論文で発表するか、特許を申請しなくてはならな

    再現性の無い研究論文を減らすにはどうすべきか - クマムシ博士のむしブロ
  • 堀江貴文氏に学ぶ研究者としての生き方 - クマムシ博士のむしブロ

    6月23日の日曜日、堀江貴文さんが私のいるフランス・パリ第5大学の研究室まで、クマムシを見に遊びにきてくれた(クマムシの説明についてはこちら)。 堀江さんとはニュースサイトのハフィントンポスト関係者の懇親会の時にお会いしたのがきっかけで、今回の研究室見学へとつながった。堀江さんは顕微鏡でクマムシを熱心に覗きこんでいて、ずいぶんとクマムシを気に入ったご様子。 生物学の話も色々としたが、研究者を相手に話をしているような感覚だった。ライブドア時代にバイオベンチャーのユーグレナに投資をしたり、今もバイオ事業を考えていたりと、さすがにこの分野の知識も豊富だ。嬉しいことに、「クマムシの耐性について面白いことが分かったら一緒に何かしよう」というお話もいただいた。 現在、私はアカデミアにいる研究者としては珍しくキャラクタービジネスをしたり、有料メルマガの発行を通して、組織や政府に頼らず自力で研究費を調達す

    堀江貴文氏に学ぶ研究者としての生き方 - クマムシ博士のむしブロ
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