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ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (3)

  • チンパンジーも「順序」を処理するときに空間になぞらえることをあきらかに -概念メタファー・言語の進化的基盤の解明に期待-

    2014年3月19日 足立幾磨 霊長類研究所助教らの研究グループは、チンパンジーは概念メタファーのようなものをもっており、社会的な順位、あるいはさらに経験を統制された「物の順序」についても、空間になぞらえて処理することを明らかにしました。 このことは、少なくともある種の概念メタファーは、言語とともに共進化したのではなく、処理効率向上のために進化した(前適応)ものであり、それが後にヒトの言語に反映されていると考えられます。 研究成果は、米国科学誌「PLOS ONE」誌に掲載されました。 今回の研究は、すべての概念メタファーが言語とは無関係に生じたことを示しているわけではありません。おそらく概念メタファーのなかには、言語獲得後、2次的3次的に派生したものもあると考えられます。ヒトとヒト以外の動物のもつ概念メタファーの違いを描き出していくことは、ヒトの言語の独自性を明らかにするうえで重要な今後

    チンパンジーも「順序」を処理するときに空間になぞらえることをあきらかに -概念メタファー・言語の進化的基盤の解明に期待-
  • 前言語期の10ヶ月の乳児が苦境にある他者へ同情的態度を示すことを発見

    鹿子木康弘(かなこぎ やすひろ) 教育学研究科特定助教(当時は文学研究科大学院生)、奥村優子 文学研究科博士課程3回生、板倉昭二 同教授、井上康之 電気通信大学特任助教(当時は豊橋技術科学大学)、北崎充晃 豊橋技術科学大学准教授らのグループは、共同研究において、前言語期にある10ヶ月の乳児が苦境にある他者に対して、原初的な同情的態度をとることを発見しました。 研究成果は、米国科学誌「PLoS ONE」誌に掲載されました。 概要  研究グループは、幾何学図形のアニメーションを用いて、犠牲者と攻撃者の相互作用を乳児に見せ、犠牲者と攻撃者の図形やその実物を対にして提示した際に乳児がそれらの役割を区別し、犠牲者である幾何学図形に対する注視や、その実物に対する接近がみられるかどうかを検証しました。 その結果、乳児は攻撃者よりも犠牲者に対して選択的な接近行動を示しました。また幾何学図形の相互作用に

    前言語期の10ヶ月の乳児が苦境にある他者へ同情的態度を示すことを発見
  • 京都大学大学院 総合生存学館(思修館)の設置について(2012年11月5日)

    京都大学では、地球社会の課題を総合的に分析し、解決に導くための方法論や思想、政策などを幅広く探究する学問である「総合生存学」の発展を通じて、次代を担うグローバルリーダー人材を育成する大学院「総合生存学館(思修館)」を平成25年4月1日付けで開設する予定です。 なお、大学院および専攻の名称は以下のとおりです。 大学院総合生存学館: Graduate School of Advanced Integrated Studies in Human Survivability 総合生存学専攻: Division of Advanced Integrated Studies in Human Survivability 1.総合生存学館(思修館)とは  現在、地球社会が直面している複合的・構造的な諸問題、すなわち文化・産業・経済・国家等の複雑で巨大なシステムに関わる種々多様なグローバル課題を解決するに

    京都大学大学院 総合生存学館(思修館)の設置について(2012年11月5日)
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