どうしても緊急に膝下くらいの浅い冠水箇所を歩いて、自宅よりさらに安全な場所に避難することが必要になってくるかもしれません。そういった場合には、溺水トラップに注意しましょう。命を守る避難行動、屋外の歩き方です。 重要なことは、1. 緊急浮き具を身に着ける、2. 杖をつき目立つ格好で歩く、3. 緊急通報手段を肌身から離さない、の3つです。冠水している箇所は、泥水で地面がどうなっているかわかりません。急な深みが必ずあると思って歩きましょう。 緊急浮き具を身に着ける ビニール袋に衣服などを詰めたリュックサックは、水没した時のような緊急時に浮き具になります。 図1のように1個しかないなら、前方に担ぎます。足元は見づらくなりますが、急な深みに落ち込んでしまった時には、顔を水面から出すような恰好で浮くこと(背浮き)ができます。まずは呼吸を確保して、次に周囲の状況を確認して、もし来た方向に戻れるなら、バタ