カンボジアの首都プノンペンで、最高裁判所の玄関を警備する警察官ら(2017年11月16日撮影)。(c)AFP/TANG CHHIN SOTHY 【11月16日 AFP】(更新、写真追加)カンボジアの最高裁判所は16日、最大野党のカンボジア救国党(CNRP)を解党するとともに、政治家100人以上に対し今後5年間の政治活動を禁止した。人権団体からは、政治的な動機に基づく動きだと批判が集まっている。 自らも与党カンボジア人民党(CPP)の党員である最高裁のディス・ムンティ(Dith Munty)判事は、同裁判所が「CNRPを解党し、指導者118人について、判断を示した日から5年間政治活動を禁止するという結論に至った」と発表した。 同国の司法制度は、総選挙を来年に控えて政敵らを容赦なく締め付けるフン・セン(Hun Sen)首相が影響を及ぼしており、このような判断が下されることは広く予想されていた。