東日本大震災から3年を迎えるのを前に、中国電力上関原発(山口県上関町)の建設計画に反対する大規模集会が8日、山口市の維新百年記念公園であった。山口選出の安倍晋三首相は原発再稼働に突き進むが、参加者は「NON」と書かれた紙を掲げ、原発反対の姿勢を鮮明にした。 集まったのは約7千人(主催者発表)。山口県内であった反原発集会としては過去最大規模になった。 集会の共同呼びかけ人の児童文学作家那須正幹さんは「広島で3歳で被爆し、放射線の怖さは身に染みて知っている。もう原発とは手を切ろう」。「上関原発を建てさせない祝島(いわいしま)島民の会」の清水敏保代表は「皆さんと連帯し、上関原発が白紙撤回されるまで闘っていく」と訴えた。
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