昨年10月下旬から入院している山口県の山本繁太郎知事(65)は7日、辞職する意向を周囲に伝えた。関係者によると、退院のめどが立っておらず、辞職は避けられないと判断したとみられる。辞職に伴う知事選は、2月にも行われる見通し。 山本氏は山口県出身。国土交通省住宅局長などを経て、2012年7月の知事選に無所属で立ち、自民党などの支援を受けて初当選した。 だが、知事選の最中に肺炎が悪化し、8月22日の就任日を挟んで39日間入院。退院後も1人で歩けなかったり、会合でのあいさつの途中に口ごもったりしており、健康不安がささやかれていた。 昨年10月28日には出張先で体調不良となり、夜に再び入院。当初は「入院期間は1カ月程度」の予定だったが、退院のめどは一向に立たず、6日にあった県の公務始め式も欠席していた。病名は明らかにしていない。 山本氏は9日、入院先の病院で柳居俊学・県議会議長らと面会する予定で、今