幼馴染み系の話が意外と好まれるのはなぜだろう。 有り難がられているのはフィクションの中だけだろう。 (リアルで需要がないのに、フィクションでは妙に好まれる)。 また、忘れていた記憶を取り戻すみたいな話と結びつきやすいのは何でだろう。 人間というのは、幼少期は、人間関係が曖昧だったりする。 必ずしも友人グループを固定しない。 近所の人間の方が遊びやすいので、近所の人間と友達になるというのはあるだろう。 でもそれほどグループ化はされない。 結束力は弱いわけだ。 フィクションで幼少期の記憶の回帰というのがよく出てくる。 これは必ずしも不自然ではない。 小学校低学年の頃というのは、人間関係が緩いから、「忘れている」わけだ。 記憶喪失というわけではなく、曖昧だから印象に残らない。 乳幼児の頃だとそもそも記憶が無いが、5歳とか7歳くらいの記憶は、何となくぼんやりしている状態とも言える。 そういう曖昧領