今日は午前に府中刑務所・午後に東京拘置所の視察を衆議院法務委員会の一員として行った。とりわけ、東京拘置所では03年から4年ぶりに死刑執行の刑場を視察した。死刑に関する情報はきわめて閉鎖的で、かつて司法修習生に見せていた刑場も、この30年あまり国会議員の求めがあっても視察拒否が続いてきた。先週の22日には参議院法務委員会が視察し、今日は衆議院法務委員会で視察するという展開になり、これまで秘密のベールに包まれていた死刑執行の状況は次第に明らかになってきた。 私も刑場の視察は2度目だったが、前回は判らなかったことがいくつか判明した。前回は東京拘置所に新しく出来た刑場で、まだ死刑執行がなされていなかった。刑場の入口には、観音開きの扉があり、小さな観音像を描いた仏画がかかっていた。(前回は、木彫りの古い観音像が置かれていた。どうしたのか? と質問すると、「現在、修理中だ」という答えが返ってきた。この