自民党総裁選の立候補者討論会で発言する小泉進次郎元環境相=東京都千代田区の日本記者クラブで2024年9月14日午後2時16分、手塚耕一郎撮影 27日投開票された自民党総裁選で、小泉進次郎元環境相(43)は、党所属の国会議員票368票と党員・党友票(地方票)368票の計736票で争われた1回目の投票で3位に終わり、上位2人による決選投票に進めなかった。「次世代のリーダー候補」の初出馬は大きな注目を集め、議員票は積み上げたものの、想定外だった地方票の伸び悩みが影響し、失速した格好だ。 「大丈夫なのか?」 「やばいでしょ」 選挙戦が終盤にさしかかった9月下旬の3連休、小泉陣営に衝撃が走った。週末に陣営が実施した地方票の動向調査の結果が想定以上に悪かったためで、関係者によると、石破茂元幹事長(67)がトップに立ち、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉氏の順だった。なかでも関係者を驚かせたのは、