任天堂の隠れた天才、横井軍平という人がいる。「枯れた技術の水平思考」と言ってご存じの方もあるかもしれない。 任天堂のカリスマ経営者・山内溥(ひろし)の右腕として『ゲーム&ウオッチ』『ゲームボーイ』など初期ヒット作を生み出した伝説の開発者である。彼の生涯を描いた新書『任天堂ノスタルジー 横井軍平とその時代』が発売中だ。価格は864円。 アスキーでは新書の発売を勝手に祝し、編集担当の亀井史夫編集長に「ねえ~アスキーに巻末座談会転載させてよお~」と依頼。嫌な顔をされながら一部の転載許諾をとりつけた。とても面白い座談会なのでぜひ時間をかけてお読みいただきたい。 話者は新書著者でITジャーナリストの牧野武文さん、任天堂コレクターでウェブディレクターの山崎功さん、そして角川アスキー総研の遠藤諭取締役。段落が終わるたびに横井さんが絡んだ製品の写真をちょくちょくはさんでいきたい。ではどうぞ。 世の中が横井