場所、モノ、乗り物などの遊休資産を、インターネット上のプラットフォームを介して、個人間でシェア(貸借や売買など)する新しい経済の仕組みを「シェアリングエコノミー」という。その代表的なサービスが空き部屋を提供する「Airbnb」や自動車を配車する「Uber」などである。欧米を中心に広がったこのシステムを日本でも普及・発展させようと2016年1月に設立されたのが一般社団法人シェアリングエコノミー協会だ。 シェアリングエコノミー伝道師の佐別当隆志(さべっとう・たかし)さんは、インバウンド促進や地方創生につなげながら、プライベートではシェアハウス「Miraie」を運営し、シェアリング生活を実践している。 佐別当さんにシェアリングエコノミーの仕組みと、観光に活用している事例や可能性について話をうかがった。 シェアリングエコノミーに対する認識を変えたい ――最近になってシェアリングエコノミー協会が設立