投資の精度を高めるためには需給要因の分析は不可欠であり、需給要因を見るときに買い残(かいざん)・売り残(うりざん)は重要な指標の一つですが、その重要さに反比例するように、その見方があまり知られていません。 今回は、売り残・買い残の特性と基礎知識を改めて確認してみましょう。 制度信用取引の売買状況を表す「買い残」と「売り残」信用取引とは、証券会社に委託保証金を担保として預託して、資金か株式を借りて売買する取引です。レバレッジを掛けた取引ができるので、手元資金の数倍の取引ができるのが特徴です。 信用取引には取引期限がない一般信用取引と取引期限がある制度信用取引がありますが、買い残・売り残は制度信用取引の売買状況を表します。 最終的に反対売買による決済取引が必要制度信用取引では6か月後の反対売買による決済期限は順守しなければなりません。 つまり、買い残・売り残の有無や多さは、将来の反対売買のボリ
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