カネと手間を惜しまずに人に会え、本を読め、映画を見ろ、という言葉の「正しさ」は、アラフォー、アラフィフの我々には疑う余地がないところ。ところが、よりにもよって20代に「情報はどんどん捨てろ」と訴える人がいる。 それが四角大輔氏。数々の20代アーティストをブレークさせ、大学で若者相手に講師を務める経験から、今は情報を求めるよりも、いかに孤独になる時間を手に入れるかがヒットのカギと主張するのだ。背景には、この20年間の大きな時代の変化がある。 (聞き手は山中 浩之) 四角大輔(よすみ・だいすけ)氏 Lake Edge Nomad Inc.代表。ソニーミュージック、ワーナーミュージック在籍中に10数組のアーティストをプロデュースし数々の年間1位や歴代1位、20回のオリコン1位、7度のミリオンセールスを記録し、CDの累計売り上げは2千万枚を超える。現在はニュージーランド湖畔の森と東京都心を拠点に、