ポストIDMの革新者、スクエアプッシャー特別インタビュー「すべてのテクノロジーが人間に必要とは思わない」2015.05.08 21:00 見えないアイデアを形にする考え方。 サンプラーやシーケンサー、MIDI、コンピューターをフルに投入して、「IDM」(Intelligent dance music)と呼ばれるようになったジャンルが生まれたのが、90年代初期。あれから20年近くが経ち「EDM」なんて音楽も出現しましたが、IDM初期から今でも活動を続けるパイオニアの一人でとんでもない才能の塊なのが、イギリス人エレクトロニック・ミュージシャンのトム・ジェンキンソン、通称「スクエアプッシャー」。 ダイナミックで予測不可能なデジタルビートを大音量でぶち撒けたと思えば、穏やかなベースを演奏する圧倒的な技巧を持ち合わせ、見る人に強烈なインパクトを残します。デジタル音を極限まで映像化した実験的なビジュア