いや、確かに今年は2人のブログでのピンポンが見たいと言ったけどさ…。 ここでもそう書いたけど、今回のもコントという平和なものでは最早無いわな。 ポール君 医療サービスはサクランボでもミルクでもパンでもないんだけどね。ジョージ・ウィルとグレッグ君は、八百屋が政府抜きで市場原理に基づいてうまくやっているんだから、医療サービスもそうできるはずだ、と言っているわけだ。ところがどっこい、45年前のケネス・アローの記念碑的な論文以来、経済学者は標準的な競争市場が医療サービスではうまくいかないことを知っているんだが。逆選択やモラルハザードといった問題が中核にあるので、誰も、繰り返すけれども誰も、自由市場原理で事足れりなんて思っちゃいない。今になって、どんぐり眼で無邪気にこの話を持ち出すとは、とてつもなく無知か、単に腹黒いかのどちらかだ。 グレッグ君 言っておくが、僕は極めて率直な男だ。ということは、僕は