レインボー・ウォーリア号事件(レインボー・ウォーリアごうじけん)は、1985年7月10日にニュージーランド・オークランドで起こったテロ事件。フランスの情報機関である対外治安総局(DGSE)によってグリーンピースの活動船レインボー・ウォーリア号が爆破され沈没、死者1名を出した。 レインボー・ウォーリア号 (初代) 背景[編集] フランスの独自主義外交は、核武装の整備と維持を要求し、アルジェリアの砂漠の実験場を失った後は南太平洋を実験場としていた。過激なパフォーマンスで知られるグリーンピースは、フランスの核実験に抗議してムルロア環礁へ接近しての抗議活動を展開しており、1985年の実験に際しては、レインボー・ウォーリア号を旗艦兼補給艦として、グリーンピース以外のヨットなどもまじえ大規模な船団を組んでの行動計画を実行しようとしていた。 フランスはこれを望まれる円滑な核実験の遂行に対する重大な障害と