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2018年3月25日のブックマーク (2件)

  • 戦後72年:青い目の人形が見た戦争と平和 87歳出版

    今から90年前、米国から友好を願って日に贈られ、福岡県内の三つの小学校に今も残る「青い目の人形」の物語を、同県八女市の元小学校教諭で詩人の椎窓猛(しいまど・たけし)さん(87)が今夏、一冊の「ペッギィちゃんの戦争と平和」にまとめた。敵国の人形として戦時中、軍部に処分を指示された人形をひそかに守り抜いた当時の教員らに感銘を受け「後世に広く残したい」と話す。 椎窓さんは4年前、仕事で同県嘉麻市を訪れた際、戦争を考えるイベントの告知ポスターにあどけない金髪の女の子の人形の写真を見つけた。市立大隈小学校(現在は統合で嘉穂小)に保管されていた青い目の人形「ペッギィちゃん」だった。

    戦後72年:青い目の人形が見た戦争と平和 87歳出版
  • 「青い目」が語る戦争の記憶を本に 八女の椎窓さん|【西日本新聞】

    今から90年前に友好の証しとして米国から日の学校に贈られた「青い目の人形」。その後、太平洋戦争中に軍部に処分を命じられながら、ひそかに生き延びた県内の3体の物語を、八女市矢部村の詩人、椎窓猛さん(87)が「ペッギィちゃんの戦争と平和」という一冊のにまとめた。当時の教員たちの機転で保存された経緯を描いた。「戦争の記憶が風化する中、語り継いでいってほしい」。椎窓さんは願っている。 「青い目の人形」は、日で宣教師の経験があるシドニー・ギューリック氏が、1920年代に米国で起きた日人移民への排斥運動に心を痛め、約1万2千体を全国の小学校や幼稚園などに贈った。 太平洋戦争が始まり、「敵性人形」として焼かれるなど多くが処分される中、教職員が隠し通すなど、全国で約300体が残った。県内ではペッギィ(嘉麻市立嘉穂小)、シュリー(久留米市立城島小)、ルース(糸島市立可也小)の3体が確認されている。

    「青い目」が語る戦争の記憶を本に 八女の椎窓さん|【西日本新聞】