バレエ漫画の常識を覆した曽田正人の大ヒット同名コミック、完全映画化! どんな運命も、踊ってみせる。 母を亡くし、父親と3人で暮らす双子の姉弟、宮本すばると宮本和馬。小学生の二人は、学校の帰り道、バレエ教室を覗いてはバレリーナにあこがれていた。しかしある日、和馬は脳腫瘍で倒れてしまう。記憶障害によって消えかける記憶に不安を感じる和馬を勇気付けようと、すばるは毎日のように病室で即興の〝猫ダンス〟を踊る。けれど、そのかいも無く、和馬は最期の時を迎えてしまう…。 弟の死をきっかけに父親から見放され、絶望の淵を彷徨うすばるは、ふと場末の小劇場“パレ・ガルニエ”に足を踏み入れる。そこは、病院で知り合った五十鈴(桃井かおり)がオーナーだった。この運命的な出会いによって、すばるは和馬の残した〝ダンス〟の世界へと、のめり込んでいく…。 美しく育ったすばる(黒木メイサ)は、“パレ・ガルニエ”の酔った客達の前で