新作映画・旧作映画・日本未公開映画のレビューブログ。面白い映画・DVD・ブルーレイなどを紹介・批評・考察しています。あらすじ、ネタバレあります。 アクション、コメディ、SF、ホラー、ファンタジー、ミステリー、サスペンス、アニメ、ドラマなど。 ハンナHanna/監督:ジョー・ライト/2011年/アメリカ 殺人マシーンの少女が魔女と戦います。 「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト監督作品です。わたし両方とも観ていません。 予告もなにも見ずに見ましたよ。そういうの多いんだよね。最初ディストピアものかと思いました。 あらすじ:フィンランドの山奥で人目を避けて育てられた少女が自分探しの旅をします。 ハンナ(シアーシャ・ローナン)は、父であるエリック(エリック・バナ)からサバイバル能力と英語やドイツ語などの語学を叩きこまれてひっそり生活しています。うちにある本は百科事典と、ハンナがこっそり隠
プロジェクトマネージャの美倉マリ子は悩んでいた。上層部の許しを得て、作業を迅速化する「画凛歌」というプロジェクトを立ち上げたが、他のプロジェクトの遅延による工数削減の影響で、やむなく画凛歌プログラムは白紙に戻されてしまう。機密事項の関係上、作業に関わっていた派遣社員の栄陸ヘラ夫の契約更新を取りやめ、事実上解雇とする。 時は流れて16年後。マリ子は現在進行中のプロジェクトに、「hanna.exe」というファイルが紛れ込んでいる、という報告を受ける。それは、16年前の画凛歌プロジェクトに関わった者でないと知り得ない情報が書き込まれていた…… 「プライドと偏見」「つぐない」「路上のソリスト」の監督、ジョー・ライトの新作。「アサシンとしてフィンランドの山奥で父親に育てられた少女が、母親への復讐を果たすために立ち上がる」というと、昨年の「キック・アス」のヒットガールのサブプロットを連想させるが、あの
■ハンナ (監督:ジョー・ライト 2011年アメリカ映画) 『ハンナ』は戦闘マシーンとして生まれ育った少女が自らの出生の謎を追い、そして自らを生み出したシステムを抹殺するために戦う、いわば【親殺し】の物語である。 主人公ハンナは遺伝子操作により卓越した身体能力と精神の抑制を持って生まれてきた子供だ。彼女は殺すことに躊躇しない。殺すことに情緒を交えない。そもそも、彼女の行動に、躊躇も情緒も存在しない。それは彼女が完璧無比な機械だからだ。そして機械である、ということは、彼女が人間ではない、ということだ。人にあらざる者、人の心を持たぬ者、にもかかわらず、人の形として生まれてきた者。 ハンナは、生まれてきたときから、【生き延びること】、そして、生き延びるために、【殺す】こと、そのための知識のみを得て成長してきた。世界とは、殺すか、殺されるかの、剥き出しで、殺伐としたものでしかない、そう思い込まされ
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