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新曜社 みすず書房 2008年9月 心理学にかかわる8つの広く流布している“神話”をとりあげたものである。 1)オオカミ少女はいなかった オオカミ少女の話はわたくしも知っているくらいだから有名なのであろう。それを信じていたかというと、これは教育の重要性を説いた寓話だと思っていて、真偽については考えたこともなかった。ありえない話だとは思っていたように思うが。 本書の論をみれば、それが作り話であることは明白であるが、問題はなぜ、この話が受け入れられたかという問題である。 鈴木氏のあげるのは、 a)有名なローマ建国のロムルスとレムスの話や、キプリングの「ジャングル・ブック」のモーグリの話が西欧では知られていたこと。 b)この話を西欧に紹介したゲゼルが自分の生得説を、その当時流行していた行動主義の環境説との融和をはかろうとしたこと。 などである。 問題は後者であり、要するに氏か育ちか? 遺伝か文化
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