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2012年7月3日のブックマーク (4件)

  • 川上武先生のこと

    他人の間違いを指摘するブログではありません。主に、自分が何を解っていなかったり間違ったりしているのかについて、細々と綴ります。 近代日医療史に最も貢献した人物を1人あげるならば、川上武だと思います。特に『現代日医療史』(勁草書房、1965年)において、彼は近代日医療史の礎を1人で築きあげました。 もっとも、このは、若くて論理的思考の強い社会科学系の大学院生などには、総花的で、論理性に欠けるのように思われるかもしれません。実際、私も、大学院時代はじめてこのに接したとき、そのように思ったものでした。 私が川上が凄いと思うようになったのは、彼がみた史料を私自身で再確認する作業を始めてからでした。作業をはじめてみると、すぐに、川上が1人の人間が発掘できるとは思えない程の史料収集を行っていたことがわかりました。しかもそれは診療傍ら行われたのです。そこには日の医療に対する情熱の大きさが感

  • 科学から見た反原発の問題点 菊池 誠「“御用”のレッテルで科学を殺すな」 - 社会 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]

    福島第一原発事故以降、「御用学者」と罵声を浴びせられたこともある菊池 誠教授。それでも彼が発言を続けた理由とは? あらゆる情報が錯綜し、安全なのか危険なのか、それどころか何が起こっているのかさえよくわからなかった福島第一原発事故の直後、「直ちに健康に影響はありません」という“大営発表”に心から安心できた人はどれほどいただろうか。そんななか、ツイッターでより正確な情報発信を試みた何人かの科学者がいた。 そのひとりが、大阪大学サイバーメディアセンター教授の菊池誠氏だ。特にインターネット上や週刊誌上で飛び交う、科学的根拠やソースの怪しい危険情報について、彼は「それはおかしい」「真実ではない」と注文をつけ続けた。そんな姿勢に“御用学者”と罵声を浴びせる人たちもいたが、それでもなお発信をやめなかったのは科学者としての責務か、それとも人としての正義感だったのか―。 *** ■とんでもないことを言う“

    科学から見た反原発の問題点 菊池 誠「“御用”のレッテルで科学を殺すな」 - 社会 - ニュース|週プレNEWS[週刊プレイボーイのニュースサイト]
    namawakari
    namawakari 2012/07/03
    “両論併記さえすれば、それでバランスが取れると考えるのかもしれませんが、科学的な重みの違いもあわせて書いてほしい。”
  • 変わる時代の(後) - おおやにき

    形式的な面に触れておくと、誤植は散見される程度であってまあページ数が多いことを考えれば仕方ないかと思える範囲内なのだが、どこからどこまでが引用なのかをフォントの違いだけで示していたり(このからさらに引用しようとすると結構困るのではないか)、引用か要約かが判然としない箇所があったり(対象は判決文なので著作権上の問題は生じないが)、文献引照の方法が場所ごとに統一されていない(ページ数の範囲を示すか、「○○ページ以下」で済ませるのか)など、どうなのかという点が相当ある。 弁護士さんたちの書いたものだからということでそのあたりは信頼してしまったのかもしれないのだが正直彼らは論文とかを書く専門家ではないのであって、それは我々が訴状書けないのと同様。出版社の側で適切にフォローすることが必要だ、ということを編集さんの方がよくわかっていなかったのではないかとの印象を受ける。 なんでも書はこの出版社を

    namawakari
    namawakari 2012/07/03
    こっちはおまけだな。
  • 変わる時代の(前) - おおやにき

    掲載されました。大屋雄裕「変わる時代の、変わらない視野(日弁護士連合会『デジタル社会のプライバシー:共通番号制・ライフログ・電子マネー』(航思社、2012)書評)」『図書新聞』3069号(2012年7月7日)、図書新聞社、2012、5面。なお最終部において「我ら国民がそう望むなら政権のあり方もそれが実現するものも変化する」と書いた上でどのように変化したかを語っていないあたりに春秋の筆法を読み取っていただきたい。 当然のことではあるものの紙幅には制限があったので、そこで書ききれなかった点について以下で多少補足を。 もちろん弁護士さんたちが書かれたものなので理論的な水準はイマイチだが事実が手広く調べてあって感心というのが相場的な評価であろう(後者の点は書評でも明確に書いた)。 一番よくできているなと(あくまで私の観点からだが)思う部分でも依拠しているのはレッシグの『CODE version

    namawakari
    namawakari 2012/07/03
    レッシグの憲法認識について。/“憲法制定者になぜそれほど特権的な地位を与えなければならないかとか、それは「死者の支配」であって民主政原理に抵触するのではないかという批判もある”