4月14日以降に発生した熊本地方の地震は本当に深刻な状況のようで,被害にあわれている方が不安な状態から少しでも脱せられることを願うとともに,支援に当たられている方のご無事を祈っています。このようにかなり規模の大きい揺れが連続して,建物へのダメージを蓄積させていくというタイプの地震はあまり想定されてこなかったのではないかと思いますが,都市計画などを考えるときに新たな想定が必要になるのかもしれません。 さて,森千香子先生の『排除と抵抗の郊外』を非常に興味深く読みました。はじめは住宅政策が中心の話なのかなと思って手に取ったのですが,メインはフランスにおけるエスニシティの問題というべきか。共和国としてエスニシティの問題は存在しない(たとえば民族別の統計をとるようなことも禁止されている)というフランスにおいて,高度経済成長期に入ってきた移民やその家族たちをどのように包摂しているか(していないか)とい
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