経済のみならず、行政においても、韓国や台湾が日本の上を行く部分があると感じるようになって、随分と経つ。しかし、感染症対策で「韓国や台湾ができるのに、なぜ、日本はできない」と叫ぶ人を見ると、「すべてにおいて、日本は上のはず」という驕った前提を、未だに改められず、20年続けた緊縮のために、日本は、経済も行政も、隣国に置いて行かれているという情けない現実を認められないのだと思う。 ……… もし、給付つき税額控除の仕組みがあって、日常的に国民に還付する状況であったなら、コロナ禍で10万円を給付することは、すぐにもできただろう。税・社会保険料と結びついているから、一定の所得以下の人に限ることも簡単だ。緊縮と産業政策ばかりで、まじめに再分配に取り組まず、社会インフラとしての行政を疲弊させてきたから、他国ができることもできない。衰退途上の遅くれた国なのだから、できないのは当たり前である。 遅行国の現実を
新型コロナウイルスの影響でマスクが手に入りづらい状況が続く中、福井県が県内全世帯に購入券を配布する方針を固めたことが4月18日、分かった。最寄りのドラッグストア「ゲンキー」に購入券を持参すれば、50枚入り1箱(税込み2350円)を最大2箱購入できる。販売は24日開始予定で期間は5月10日まで。県によると、都道府県単位で県民にマスク購入をあっせんするのは全国初。 ⇒マスク購入券、23日から郵送開始 ⇒ふくいの新型コロナ特集 県内の世帯数は約28万9千世帯(3月1日時点)。近く、郵便局を通して各世帯に購入券1枚を発送する。23日に届き始め、30日までには全世帯に配布される予定。 県は、マスクを販売するフジコンコーポレーション(本社鯖江市)など2社の協力を得て大人用の不織布マスク約30万箱を確保した。ゲンキーに順次納品され、県内全17市町の64店舗で24日から販売される予定。 仮に全世帯が2箱購
この春から登山を始めようと思っていたのに……という方、書を読み長い雨が止むのを待ちましょう! 9年前、2011年の4月に私は登山を始めました。 東日本大震災の1ヶ月ほど後のことです。「あんな時期によく、新しいことを始める気になったね」と言われたりしますが、震災で防災意識が高まり、非常用持ち出し袋をしっかり作っておこうと思ってアウトドアショップに足を運んだことが大きなきっかけとなったのです。そのときのことについては、こちらの記事にも書きました。 2011年の今頃はたしかに、例年に比べて特殊な雰囲気だったとは思いますが、とは言え春は「新しいことを始めたい」という気持ちになりやすい時期だと思うのです。きっと、2020年の今年も「春から登山を始めるぞ!」と意気込んでいた方もいたのではないでしょうか。 しかし、2020年の春もかなり特別な春となってしまいました。「春から登山を始めようと思っていたのに
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