「女子力」という言葉が、メディアにのって広がり、多様な意味をもつようになったことは否定できません。朝日新聞デジタルのアンケートには、その役割への批判の声も寄せられています。メディア側は、この言葉にどんな意味を見いだし、向き合ってきたのでしょうか。言葉と市場の関係について調べる研究者の見方とともに紹介します。 輝く女性・男性の素顔にも「女子力」 テレビのバラエティーには「女子力」がちりばめられています。例えば日本テレビ系の「しゃべくり007」(月曜午後10時)では昨年10月、レスリングの吉田沙保里選手と卓球の福原愛選手を招き「女子力対決」。ツイッター上の反応は「女子力見習おう」「メダリスト2人も呼んで女子力の高さなんて比較してんじゃねー」と様々でした。 テレビの作り手は「女子力」をどう捉えているのでしょう。民放ローカル局の東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)は2015年から「菊地亜美
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