スマートフォンを使って音楽を聴く女性(2013年3月7日撮影、資料写真)。(c)JONATHAN NACKSTRAND / AFP 【2月13日 AFP】国連(UN)は12日、10億人以上の若者がスマートフォンやその他オーディオ機器の大音量での使用による聴覚障害のリスクにさらされていると警鐘を鳴らした。国連は安全な音量レベルに関する新たな安全基準を提案している。 国連専門機関の世界保健機関(WHO)と国際電気通信連合(ITU)は聴覚を守ることを目指し、オーディオ機器の製造と使用に関する拘束力のない国際基準を発表した。 音楽鑑賞においては、特に若者がリスクを伴う習慣に陥りやすい。WHOによると、12~35歳の約半数に当たる11億人に「大きな音に長時間にわたって過剰にさらされる」恐れがあり、個人用オーディオ機器もこうしたリスク要因の一つと指摘された。 しかし、WHOのテドロス・アダノム(Ted