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暗黒とエッセーに関するnamgenのブックマーク (1)

  • 久保隆・書評集

    書、『隆明だもの』は、『吉隆明全集』が、一四年三月に刊行が開始され、「月報」が、毎巻、挟み込まれていて、月報の巻末に著者のエッセイが毎回、収録し、三十一巻(二三年五月刊。全集は、現在、三十三巻までと三十七巻が刊行中)までと三十七巻に掲載されたエッセイと、他紙に掲載された二編と合わせて構成されたものだ。そして、新たに対談された「ハルノ宵子×吉ばなな 姉妹対談」と、『続・最後の場所』3号に収録された「ハルノ宵子さんに聞く」も併せて収めたことになる。特に姉妹対談は圧巻(あるいは苛烈)だ。この書評では、敢えて触れないでおく。関心がある方は、購読して、ぜひ読んで欲しい。 集中、真っ先に視線を向けてしまうのは、次の様に書き出された箇所だ。 「8月がやってくる。イメージすることは、人それぞれ違うだろう。近年の異常な酷暑、宿題にうなされた夏休み、終戦の8月。しかし私にとっての8月は、1996年の8月

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